時間をかけてまた周遊したいスリランカ

まぁ寄っとくか、ぐらいで組み入れたスリランカだったが、帰った今となっては、もっと時間をとって周りたかったなぁ、と思い直している。

栄えているコロンボは最後にチラリと周った程度だが、インドと違い混沌としていない佇まいで清潔感のある街だった。

イギリスの影響を受けたクラシカルでオシャレな建物も多いし、逆に近代ビルはシンガポールの雰囲気に近いというか都会的で、マンションにしても住みたい!と思わせる外観であった。

港近くの下町あたりもにぎやかで屋台的な飯屋も多く、フラリと寄って一杯飲んでも楽しそうだった。

本来の目的であった、ヌワラエリヤの壮大な高原で早朝から行う茶摘み体験や工場見学は面白い経験になったし、高原までの道のりこれがまた素晴らしく、圧巻な景色に幾度も出会った。

シギリヤの遺跡では物売りやハチが多少わずらわしかったぐらいで、遺跡から力強いパワーを存分に感じることができた。

特に登頂してからの全方位広がる息を飲む光景は、確実に人生で心に残る思い出の一つとなった。

スリランカ前にリゾートにいたので今回ビーチは行かなかったが、ムンバイにはないキレイなビーチも改めて訪れてみたいところだ。(それにしてもどうしてインドはムンバイの海はあんなにも汚ないのだろうか)

短い滞在だったが、他の旅行者はフランス人やサウジアラビアなどの中東、中国人など。
他、日本人の女性グループが少しいた。

しかしインド人は不思議と全く見かけなかったので、インドから逃避したい人にはますますオススメだ。

確かにインドで金のある層の人に海外経験を聞いても、イギリス、アメリカ、ドバイ、タイ、シンガポールあたりはよく挙がるが、スリランカは聞いたことがない。

距離は近いが、インド人にとって海外旅行先としてのスリランカは人気がないということか。

まぁ、「海外行ってきたよ、スリランカに!」というのは彼らにとってクールじゃないのかもしれないね。

インド人見栄っ張りだからね。

ちなみにスリランカの人にインド人の印象を聞くと、あまり良い印象ではないようだった。

「スリランカに来るインド人は悪い人が多い」とのこと。

インド人は商売の推しが強いからかなぁ。

色々とゴリゴリやられているのかも。

天気は雨季でもあまり気にしなくて良いと思う。

実際自分の場合、事前の天気予報は雨続きで気を揉んでいたが、結果朝チラリと降った日があったが、結局雨降りの日はなかった。

留意点はネット環境か。

シギリア付近のホテル、ヌワラエリヤ付近のホテル、どちらも現地のいい感じのホテルだったが、ロビーでしかネットが使えなかった。

道中の移動時間も多いし、事前に仕事の都合をしっかりしておかないと往生するかもしれない。

飯は昨日書いた通り、ホテルでも、ローカルレストランでも、なかなかに美味い飯にありつけた。

ドライバーは今回英語スピーカーを雇ったが、たまたま日本語もわかるドライバーがついて道中何のトラブルもなく、こいつがまた日本に出稼ぎで不法滞在して強制送還させられた、といったトンデモな過去もサラッと笑い話として聞かせるぐらいの度量のある明るいナイスな男で、変にお金に執着することもなく楽しく旅をすることができた。

ドライバーやガイドは運だが、これも結果的に好印象につながった。


旅行するにはいい国だね、スリランカ。