おしっこも This is India で納得できますか?

エレファンタ島。

ムンバイの観光スポットの一つ。
最近になってようやく行ってきた。

行き方はまずインド門へ。
まったく形だけのインドでよくある雰囲気のセキュリティゲートを抜けて、ちょっと歩いた先の左側に船着場があって、そこから乗れる。

チケットはその辺のおっさんが、エレファンタ!エレファンタ!と叫んでいるので適当に買えばいい。
船着場のおっさんから直接買ってももちろんいい。
14年8月現在で一人160ルピーだ。

インド門そばにも船着場があって行き先は同じかと思って最初乗ろうとしたが、80ルピー、と安い金額を言うのでどこにいくのか聞いたら「ノットエレファンタ、ローカル、ローカル」と言っていたので、どうもこの船はどこかしらへの連絡船で、ともかくエレファンタ行きではないらしかった。

というわけで、セキュリティゲートを抜けて左側の船着場から乗船。

噂に聞いていた通り、結構な遅さで片道一時間ぐらいは乗っていないといけない。

寝るもよし、潮風に吹かれるもよし、ぼんやりするもよし、ドヤ顔でポーズを決めて写真をとるインド人を観察するもよし。

着いたらガイドが「船の終わりは5時だよ」などと親切そうに巧みにすりすりすりとすり寄ってくるので、ガイドはいいよ、とハッキリ断らないとつきまとわれるかもしれない。

船着場からは汽車に乗るか、テクテク歩いてお土産物屋や帽子屋や屋台をのぞきながら、石段のあるところまで。

途中ゲートがあり5ルピー払わないといけない。

そしてその先の石段からもお土産物屋さんが連なる結構急な坂道をしばらく歩かなければならない。

女性だと土産物や石やアクセサリーなど値切りながらの買い物が楽しめるかもしれないが、何人買って行って、稼ぎ一日いくらなんだろ?と疑問に思うぐらいたくさんのお店があるので、ある程度は流しながら先を急いだ方がよい。

エレファンタ島に実際到着するまでは、ちょっとした観光気分で来たのだが、クソ暑い中を登ったり歩いたりしないといけないので結構、しんどい。

ほんとに疲れるので、ちょっぴり気合を入れてきた方が良い。

登りきるといよいよエントランス。

インドにありがちな、観光名所はインド人と外国人とで値段をはっきりと、大きく、分けているよ、パターン
PANカードを提示して交渉すると外国人価格から割引してくれる、かも、しれない。
自分は「税金インドに払って貢献してるよ」と言うとインド人料金まではいかなかったが、安くしてくれた。

遺跡は広く、猿がたくさんいる。
食べ物を食べていると確実に寄ってくるので、遺跡内で食べることは避けた方が無難だろう。
インド人は猿や犬に結構かまっていた。

食べ物をあげたり、あげた途端怒って石を投げたり、まったく何なんだろう、優しくしたいのか、憎んでいるのか。

観光が終わり、石段を降りた先のレストランはビールを出してくれる。
道中の他のレストランは酒の看板がなかったので、おそらくジュースのみだ。
というわけで、歩き回って疲れた体にビールを…という人は石段降りたレストランまでがんばろう。

この入口近くの、beer here、のマークがあるレストラン。
料理はどうも外国人向けにアレンジされているようなので日本人にはオススメだと思う。
カレーとビリヤニを食べたがローカル向けの味付けではないが、普通に食べられた。

帰りはまた船に乗って。

…とここまでは観光としてまぁスムーズだったのだが。

帰りの船で2回のテラスにいて、うたた寝を楽しんでいると異臭が…

確認すると、なんとすぐ近くの席でお父さんが小さい娘に、席で、普通に、おしっこをさせていたのだ。

席で、普通に、おしっこ、だ。
当然おしっこはイスから垂れて地面へ…

もうなんか、怒りの気持ちとかではなく、ただただ不思議だった。
色んな意味で。

本人達はもちろん、何も言わない周りについても。

船の席で、隣の人いるのに、子供にその場でおしっこさせるんだよ?!

もういろんなことがハテナ、である。


こういうことも含めて This is India なのか…。


勘弁してくれよ、もう。