インドの独立記念日イブ

インド人は祝日を大切にする。

愛国心や道徳もあるのだろうし、楽しい事大好き、むしろ楽しい事しかしたくないという国民性もあるだろうし、娯楽のバラエティーがまだまだ少なくてみんなハレの日を待ち望んでいるという背景もあるだろう。

日本だと祝日といってもみんな、休みだ嬉しいな、ぐらいの感覚ではないだろうか。

自分は祝日に、今日は何の日だったっけ?と思いをはせることも少なかった。

そういう意味では一日一日をとても大切に生きる姿勢は見習いたいところだ。

一日一日、その日のこと、だけ、を考えがちで中長期的な視点が欠落しているところは見習いたくないところだ。

 

15日はインドの独立記念日。

14日はイブということで職場でも風船を付けたり、国旗のシールが配られたり、みんなどこかそわそわムード。

祝日のイブでこれだからね。

そしてインド人スタッフからは「その日はドレスコードがあるので国旗で使っている色の服を着てきてくださいね」と言われた。

オレンジか、緑か、白か、青か。

青?

青は中心に書かれた法輪の色なので、とのこと。

「じゃあさ、例えばグレーはいいの?」

「まぁ、いいですね。」

「赤は?」

「素敵ですね、いいです。」

「なんでもいいんじゃん。」

「はい、なんでもいいんです。」

もう意味が全く分からない。

適当だなぁ。

 

なにやら色んな会社の区別なくみんなでお祝いの催し事をするらしく、案内がメールで来る。

その案内文には“イベントはAM4:15からです!”と書いてある。

AM4:15?早朝?!

すげえな、インド。

って思っていたが、確認するとPMの間違い、とのこと。

たった数行しかないインフォメーションをどうやったら間違えるのかね。

適当だなぁ。

 

そして当日を過ごしてみると何てことはない、やっぱり服のドレスコードなんて誰も気にしていなかった。

適当だなぁ。

 

さらには事務所付近では歌を流していた。

お祝いごとにケチをつけたくはないけど、仕事中なので余計にうるさく感じた。

 

 

勘弁してくれよ、もう。