レー旅行で心配していた高山病

レーは本来ゆっくり日にちをとって、高山病にならないようにしながら観光する場所らしい。

土日あたりで攻めて、一気に観光も、更にはパンゴン湖も行っちゃうぞ!みたいな日程はあまりお勧めされない、とのこと。
周りからも大丈夫か?と心配された。
まぁ富士山より高いところにいきなり行くんだもんね。

でもこのチャンスしかない!と思ったので決行したわけだが、結果から言うと全く高山病にはならなかった。

確かに言われているとおり、歩き回っていると頭痛、まではいかないけど、頭がちょっとズキズキしたり、息切れしたりして、高いところにいる感覚は自覚できたが、道中よく水分をとり、観光も途中途中で休めば問題なく楽しめた。
夜にひどい頭痛や嘔吐症状に悩まされることもなく、寒さ対策はちゃんとしたが、問題なくぐっすり眠れた。

ただ一方で、準備として事前に高山病用の薬、ダイアモックスはきちんと用意していた。
このダイアモックス、ムンバイの薬局で言えばすぐ出てきて15錠で100円。
どんだけ安いんだよ…当然処方箋なんかいらないし。
日本の医療費がいかに高いか、薬の原価がいかに安いかわかるよね。

ダイアモックスはサイトを見てみると「予防として着く前から飲むべし」と書いてあるものもあれば、「ダイアモックスは副作用もある強い薬だ、高山病の症状も出ていないに飲むのは愚の骨頂」と書いてあるものもあり、色々な見解があって最後まで迷ったが、予防薬として事前に飲むのはやめておいた。
結果ビールまで飲んだが高山病にはならずに済んだので飲用することはなかったが、心の支えとしての役割はあったと思う。

高山病は事前に調べると悲惨な体験をしたブログとかもあるので不安にもなったが、現地に来てみるとたくさんの観光客もいるし、高山病にならない人もたくさんいるので、あんまりネガティブ情報ばかり見て心配し過ぎるのもあれだな、と思った。

自分がひどい高山病にならない体質(なる人、ならない人、は生まれ持った体質によるらしい)だとわかったのも今回ラッキーな体験だった。

レーやパンゴン湖方面ではよく鼻が垂れた子供を見た。
高度高くて寒いから大人になって耐性?ができるまでは鼻もたくさん垂れるんだろう。
シャイで話しかけても困った顔をしていたが、みんなかわいかった。
こんなに高度が高くて、日本人からすると朝と夜はバカ寒いのに、ドライバーなんか肌着とフリース一枚で過ごしていた。
適応ってすごいなぁ、ほんと。