インドのオーナー系、単店サロンで髪を切る

enrichを試して数か月後。

日本にもしばらく帰れそうにないのでまたインドで髪を切ることにした。

実はそれまでに家の近所を散策中に、奥まったマンションの1Fにある、個人オーナーが経営してるっぽいサロンを発見していたのだ。

大手チェーンならイケるかも?とenrichを試したが、前述した通り、リピートするほどのクオリティでもなく、かといってスッと行っていつも空いているというわけでもなさそうだったので、「次に試すなら単店系にしよう」と考えていた自分には、この店のたたずまいはまさにぴったりだった。

 

人ぞれぞれあるだろうが、自分がサロンに求めるのは、“あんまり混んでいない(オーナー系単店など、チェーン系でない方が経験上良い)”、“納得できる腕”、“移動に不便でない”、この3点だ。

たまに日本人の方から住んでいるエリアとは違う所のサロン情報を頂くのだが、わざわざ車で往復2時間以上かけて髪を切りにいくのは自分にとってはとてもわずらわしいことで無理だ。

 

ということで、この単店サロン。

大きな鏡が数枚あり、雰囲気は外資系っぽい感じ…がしないこともなかった…少なくとも遠目には。

近寄ってみるとやはり内装も人もザ・インドだったが、まぁ、それでもオシャレな空気があったし、えいやっと入ってみた。

 

まず、店は椅子が3脚に客1人ですぐいけそうだったので一安心。

オーナーらしきおっさんに「カットできるか?こういう感じだ」と、例の写真付きで提示すると、「OKだ」と、スタイリストの兄ちゃんにすぐ指示をしてくれた。

このスタイリストの兄ちゃんが、まぁ、インド人にしてはオシャレな感じなのだが、enrichの兄ちゃんと同じくバリッバリのドヤ顔インド人。

そして、俺にまかせろ!!とばかりにカットを始めたのだが、やはりカットの対応もenrichの兄ちゃんと同じく、客の頭をグイグイさせちゃう系。

霧吹きで水をかける時はもれなく顔にもかけてくる。

最後髪のセットのときには、「いてえよ!」と声が出るぐらい、髪をギュッギュっと引っ張ってきた。(薄毛を気にしてる人なら確実に憤怒するレベル)

まぁ、でも仕上がりはなかなかいい感じ。

enrichの兄ちゃんよりもセンスがあった。

お兄ちゃんの好みなのか、想定イメージよりややウルフカットぎみになったが、それも結果オーライ、納得いく仕上がりだ。

カットが終わると日本のように鏡を持って後ろ側を見せてくれる。

「Perfect?(ドヤッ!)」

こちらも満面の笑みで返す。

「Nice!(ぜんぜんパーフェクトじゃねぇよ、いろいろと。でもまぁOKだわ。…なんて説明するのもめんどくさいから、ナイス、って言っておくよ。)」

そして驚いたのがお会計。

このお店、なんとメンズヘアカットの価格はなんと150ルピーだった。

安いね。

ってかいくつも試してないから相場がいまいちわからないけど、enrichが高いのか!?

シャンプーを頼めばもっととると思うけど。

いずれにしても、どうせシャンプーなんて下手だろうから、家もすぐ近いし、そのまま帰ってシャワーした方がノンストレスで気持ちいいはずだ。

 

 

しかし、なかなかどうして単店サロン。

enrichよりセンスが良くて、全然安い。

インドは様々な市場が黎明期であり、値段があってないような市場も多い国だが、サロンもしかり、だった。

インドはね、何事もはちゃめちゃな分、値ごろなものを探せば、結構ある国だよね。

 

まぁこの、探す、行為が大変骨が折れるのだけれど。

実は、ここが自分なりのポイントで、「こんなクソブログでも何か少しでも目にとまった人の情報提供になればなぁ」という思いがある。

インドは自身、過去に色々と検索しても、あまりそういった情報が得られなかったので。